未経験からの派遣事務職へA実務経験が無いのにあるように見せる?
『実務経験は無いけど、事務職として働きたい。でも、実務経験が無いと採用して貰えないんだよなぁ。どうすればいいの?』
今回はそのような疑問に答えます。
【想定読者】:事務職未経験だけど、これから事務職として働きたいと思っている人
事務職は資格よりも実務経験重視
事務という職種に就こうと思った時、大まかに5つのハードルがあります。
@性別
A未経験(実務経験の有無)⇒今回のテーマです
B年齢の壁(30代以上)
C資格の有無(TOEIC700点以上,日商簿記2級等々)
これらを全4回に分けて紹介します。
第2回の今回は"A実務経験"に関して紹介します。
【未経験からの派遣事務職へA実務経験が無いのにあるように見せる?】
それではいきましょう!
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■もくじ
【事務未経験OK=未経験者を採用します】ではない事を理解する
”事務未経験の方でも大歓迎!”
”事務未経験OK!!”
派遣情報サイトやフリーペーパーで良く見るこの見出し。
「おっ?未経験OKか。よしそれなら行けるかも。応募しよう」
と意気込んで応募してみたもののあえなく書類選考で落選。そして派遣会社に落選理由を聞いてみると、
「実務経験のある方がいらっしゃいましたので、今回はそちらの方を企業様に御紹介させて頂く事となりました」
よくある話ですね。そんな時思うんです。
「未経験OKって言ってたのに、どうして未経験ってことが落選理由になるんだ!?」
気持ちは分かります。ですが、実際は
【事務未経験OK≠未経験者を採用します】
という事なのです。もっと言うと【実務経験有りの中に良い人がいなければ未経験者でも採用しますよ】という事なのです。
文句の一つも言いたくなる気持ちは分かります。分かりますけれども、募集人数に限りがある以上何かしらの基準で選考しなければいけない事情もあるのです。
この理由で落選した人たちは酷い時は「登録させるための釣り案件」と騒ぐような時もありますね。
ですが、事務職は非生産的な職種(直接会社に利益を生み出さない)である為、即戦力を求められる風潮が強いです。
したがって、実務経験ある人がいるのならそちらを優先したいと考えるのは自然の流れと言っても良いでしょう。
求人票の『未経験者大歓迎』、2つの理由
募集要項に、『未経験者大歓迎!』といった類の表記がされている場合、その理由は大きく分けて2つあります。
@より多くの応募者を集めたいから
・・・採用人数が複数名の場合であったり、何かしらの理由(時給が低い、勤務地の交通の便が悪いなど)で応募者が少ないと考えられる場合に使われることがあります。
A本当に未経験者を求めている
・・・派遣の求人は基本的に経験者(即戦力)が優遇されますが、中には経験者を敬遠するような案件もあります。それほど難易度の高くない仕事内容であったり、実務経験よりも人柄を重視するような採用方針の場合です。
@のケースでは、実務経験者が応募してくればそちらを優先します。それでも採用が上手くいかなかった場合に、未経験者の方にもチャンスが回ってくるという流れになります。
Aのケースこそ、実務未経験者がなんとかものにしたい案件となります。
派遣求人サイトなどで見つけて、自分から応募する場合は『未経験者歓迎』の表記のある求人は、上記二つのどちらに該当するかはわかりませんが、積極的に応募したい案件ですね。
その際、『本当に未経験者を求めている』の方に当たればラッキーということです。
ただし、実際問題としては『@より多くの応募者を集めたいから』の方が、該当するケースが多いというのが実情です。
ですから、『A本当に未経験者を求めている』に該当する案件に当たった時は、『これはついているぞ!』と思ってなんとしてもものにできるよう、しっかりと準備をして顔合わせに臨んでくださいね。
実務経験>資格
資格についても立ち位置的には大して変わりません。
実務経験>資格
基本的にはこういうことです。何故ならば
資格を持っている≠仕事をバリバリできる
と考えられているからです。たまに求人情報で
”経理事務未経験でも日商簿記2級の資格保持者なら可”
というような情報が記載されている場合があります。ですが、現場感覚でいうと仮に同年齢・性別同じだった場合、経験者の方を優遇するケースの方が多いです。
事務職に関して簡単にまとめると以下のイメージです。
実務経験有>有資格者>未経験者(資格を持っていない)
繰り返しになってしまいますが、事務職は非生産的な職種(直接会社に利益を生み出さない)である為、即戦力を求められる風潮が強いです。
ですから、当サイトで推奨しているように人から何と言われようが未経験で事務職に就きたいと思ったら「とにかくたくさん応募する」ことが大切なのです。
実務経験が無いのにあるように見せる?
ここで実務経験に関して補足させていただきます。
実務経験がいかに重要かということを紹介しましたが
事務職としての実務経験は無いけど、事務職に必要な経験はあるように見せるコツを紹介します。
当記事は『事務職未経験』の方が読まれていると思いますが
事務職としての経験は無くても事務職がやるようなことを経験している方はいるのではないでしょうか。
例)
- EXCEL、WORDなどを使用して提案資料や見積書など、各種書類作成
- 電話対応業務
- データ入力、集計作業
- 経費精算
このようなことを職務経歴書にしっかり書き込んで、派遣コーディネーターにも登録会や電話でしっかりと伝えることで
『事務職としての実務経験はありませんが、事務職に必要な実務経験はあります』
ということをいうことが出来ます。
まとめ
事務未経験転職5つのハードル【第2回】実務経験のまとめです。
- 事務職採用の優劣は
実務経験有>有資格者>未経験者(資格を持っていない) の順番である
- ”事務未経験OK=未経験者を採用します”ではない
- 求人票の『未経験者大歓迎』には2つの理由がある。なんらかの理由で『より多くの応募を集めたい』場合と、『本当に未経験者を求めている』場合の2つ
- 事務職は非生産的な職種(直接会社に利益を生み出さない)である為、即戦力を求められる風潮が強い
- 事務職としての実務経験は無くても、事務職が行うような実務がある場合は、それをしっかりと職務経歴書に記載して派遣コーディネーターへ伝えること
以上です。
未経験者には厳しい現状を書き連ねました。ですが、現状を知った上で就活した方が精神衛生上良いだろうと思います。たくさん書類選考で落ちて、塞ぎ込んでしまう人達がたくさんいるからです。
みなさん沢山書類選考で落ちまくっているんです。ですからあなたが同じ状況になっても「どうせ私なんて・・・」というように考えないでください。みんな同じですから。
この書類選考落選耐久レースを勝ち抜いた人間だけが事務職に就けるんです。そして、一度実務経験を積んでしまえば正社員の道を目指すも良し、更なる時給アップを狙って転職するも良し。選択肢が増えます。ここが耐え時ですよ!
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