貿易事務の仕事内容
貿易事務は商社やメーカーなどの「輸出入に関する業務を行う事務職」です。企業・部門によってその役割(業務領域)は異なりますが、近年ニーズが激増している職でもあります。
貿易事務の仕事内容は、大きく2つに分けて考えると良いです。
@輸出に関する業務
・輸出通関手配
・通関書類作成
・本船ブッキング
・L/C買取
A輸入に関する業務
・輸入通関手配
・関税、消費税納付
・商品の納入管理
等の作業ですね。大まかにいうとこのような感じです。物流のスケジュールとお金の管理ですね。もちろん、細かい仕事内容の違いは職場によってありますよ。
これもざっくりと輸出業務と輸入業務に分けただけで、上記の仕事を全部担当するような会社もありますし、更に細分化している会社もあります。
受注してから品物を船積み〜代金回収まで担当する会社もあれば、船積みまではある部署が担当して、代金回収は別の部署が担当するといった具合です。
残業が多く、非常に忙しい職種としても知られていますが、
「残業多くても良いから稼ぎたい」
「日常的に英語を使った仕事をしたい」
というような方達に人気があります。
前後してしまいますが、英語は最低でも読み書き出来ないと採用して貰えない企業が多いです。理由は単純で、海外とのやり取りの際に英語でコミュニケーションを図るからです。
メール、電話、スカイプどれを用いるにしても英語でやり取りします。英会話については「出来れば尚可」という企業が多いですかね。ただ、少なくとも読み書きは出来ないと難しいです。
仕事内容については、某大手総合商社で貿易事務をやっている知り合いに話を聞くと、
「率直に大変。たった一つの連絡ミスで商品の輸入が半年遅れることだってあるんだよ。最初は他変だよ。覚える事がたくさんあるからね。ただ、大事なのは慣れだよ。最初は本当にきついけど、慣れてくるととてもやりがいのある仕事だと思えるようになるよ」
という答えが返ってきました。大変ながらも充実した日々を送っているようでしたね。
あと、ExcelやWordの基本的な操作スキルは求められますから、しっかり勉強した方が良いですよ。
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