E紹介予定派遣10の常識【派遣先企業の従業員規模に関する注意点】

E紹介予定派遣10の常識【派遣先企業の従業員規模に関する注意点】


紹介予定派遣に関して知っておきたい10の常識、

 

今回は【派遣先企業の従業員規模に関する注意点】についてお話します。

 

それではいきましょう!

 

----------

 

■もくじ

 

 

----------

派遣先企業は出来るだけ人数の多い企業を選ぶ

「大手?人数が多い企業?」

 

「そんな選り好みしてられないよ」

 

 

そんな声が聞こえてきそうですが、可能ならばその方がいいですよ、という提案です。

 

 

何故そのような事を提案するのか?もちろん理由があります。

 

 

一般派遣、紹介予定派遣、正社員(中途採用)は即戦力を求められます。

 

 

とは言え、入社初日からガンガン働ける人なんて誰もいません。その為の社内研修や引き継ぎがあるわけです。

 

 

ですが、余りにも人数が少なすぎる企業、言い方を変えると社内の受け入れ体制が出来ていない企業だとこれを全くしてもらえません。余裕が全く無いため、四六時中放置されている現場が実際にあるのです。

 

 

派遣先企業がこのような状態だった場合、悲劇が起きます。

 

 

ここで、人数が少なすぎて(社内の受け入れ体制が出来ていない)、信じられないけど本当に起きた悲劇の実例を紹介します。

 

 

これ、紹介予定派遣の案件で起きた話ですからね。

営業からプロデューサーへの転身

都内在住の当時30歳男性話です。仮にNさんとしましょう。

 

 

ある日系の大手電機メーカーで派遣スタッフとして営業をしていたNさんは、30歳を迎えたことを機に正社員への道を目指して転職活動を始めました。これまで営業畑一筋だったNさんは、以前より漠然と興味を抱いていた『プロデューサー』という職種に興味があり、その職種に絞って転職サイトを眺める毎日を送りました。

 

 

最初は年齢のこともあり正社員で探していましたが、これまで『正社員経験無し』『営業以外経験無し』という事で、畑違いの『プロデューサー』という職種の仕事にはなかなかたどり着けませんでした。

 

 

ようやく決まったのが転職活動を開始して1ヶ月半が経過した時の事でした。正社員だけでなく、途中から紹介予定派遣(直雇用後は正社員)での求人も選択肢に入れての転職活動で、この時決まった案件も紹介予定派遣でのものでした。

 

 

ただ、この会社事業内容が良くわからない。正確に言うと色々ありすぎてどれが本業なのか分からないという事です。

 

 

例えば、飲食店を経営してみたり、芸能プロダクションに売り込むグッズ(オフィシャルで販売しませんか?というものです)を作ってみたり、依頼されれば芸能人のマネジメントをしてみたり、とにかくいろんな事業をしている会社でした。

 

 

複数の会社に分けてそれぞれの会社で事業を運営している形式のようでしたね。代表は同じですし、住所も一緒、働いている人間も一緒です。状況に応じて名刺を使い分けていました。

 

 

Nさんですがそこの中核をなす会社で店舗運営を任せられるという事での募集に応募して、見事採用を勝ち取ったのです。店舗運営は単に従業員の管理にとどまらず、酒屋との打ち合わせ、メニュー作成、更には新店舗の開店に伴う各業者との打ち合わせなども業務として含まれています。

 

 

しかも、新店舗と言ってもこの会社はチェーン店や同系統の店では無く、毎回違うジャンルの店を出店するという特徴を持った会社でした。

 

 

「この会社なら色々な事が経験出来そう」

 

 

Nさんは希望をもって就業を開始したのです。ですが、悲劇が起きるのにそう長く時間はかかりませんでした・・・

受け入れ態勢が出来ていない企業に入った悲劇

この会社、店舗で働いているアルバイトを除けば本社には社長とNさんを含めてわずか6人の会社です。

 

 

社長は常に外出していてほぼ不在。Nさんの上司に当たるプロデューサーも社外での打ち合わせに時間を取られてほぼ不在。他の社員は違うプロジェクトにかかりっきりで、なんと初日からNさんは完全放置状態でした。

 

 

社長や上司に電話してもほとんどつながらず、メールを送っても返信なし。何もしないわけにもいかないので、他の社員の手伝いをしていたのですが、ほとんど雑用ばかり。それしか人数がいないのに、Nさんが入社してくることを知っていたのは社長と上司のプロデューサーのみでした。

 

 

小規模の企業に多く見られる傾向ですが、人を入れたは良いが受け入れ態勢が出来ておらず、初日からいきなり放置が続き仕事の引き継ぎすら行われない事が良くあります。

 

 

周りの社員からは「あいつなにやってんの?」という風に見られるようになり居づらくなります。

 

 

結局放置が続いたNさんは三ヶ月で退社を余儀なくされます。正確に言うと、その企業から「ちょっとうちでは厳しいですね」という事で、契約終了という運びになったのです。

 

 

今回のケースはかなり特殊です。ここまで酷いのは余りないです。ですが、小規模の企業は往々にして受け入れ態勢が不十分の会社が多いです。スタートで躓きやすい状態になっているんですね。結果として、上手く力を発揮できずに短期で契約終了と言う流れになるケースが良くあります。

 

 

ですから、可能であればやはりそれなりに受け入れ態勢が出来ていると思われる企業、目安として100人以上いる会社を選んで就業した方が良いと思います。受け入れ態勢とは、現在進行形で同じ派遣会社から従業員が派遣されていて、派遣会社が現場の実態をつかめている企業が良いと思います。

 

 

もちろん、「そんな悠長なこと言ってられないよ」という人もいるでしょうから、出来ることならそうした方が良いという程度で心にとどめておいてください。

紹介予定派遣で働きたい【派遣先企業の従業員規模】まとめ

今回のまとめです。

 

・受け入れ態勢が出来ていない会社に入ると、短期で契約を打ち切られる可能性が高くなる。可能であれば、派遣会社がリアルタイムで派遣社員を送り込み、実態をつかめている企業を就業先に選ぶのをお勧め

 

今回は以上です。

 

 

【PR】今すぐ派遣会社に登録して求人を探す!

 

パソナ :医療・製薬業界、金融業界に強みをもつ。海外展開もしているワールドワイドの派遣会社。【お勧め度:AA】

 

スタッフサービス
:事務領域に強み。全国対応しているリクルートグループの派遣会社【お勧め度:AA】

 

テンプスタッフ:常時約10,000件の求人数。未経験からもチャレンジ出来る案件が多数ある、最初に登録したい全国対応の派遣会社【お勧め度:AAA】

 

 

ひとつは抑えておきたい総合派遣求人サイト

 

リクナビ派遣:人材サービス事業の巨人・リクルートグループの総合派遣求人サイト

 

この記事の最初に戻る