スタッフサービス

スタッフサービスの紹介

スタッフサービスの概要

評価AA:かなりお勧め

 

【スタッフサービス】は全国47都道府県に拠点を持つ人材派遣会社であり、2007年よりリクルートグループに参画しています。幅広い業界・業種で強さを発揮していますが、特に事務系職種でその存在感を見せています。

 

また、若年層就職支援として、2014年11月から事務職の無期雇用派遣事業として『ミラエール』を本格稼働させています。本社は千代田区の神田練塀町にあります。

 

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・スタッフサービス公式サイト

何と言っても事務系の職種に強い

『オー人事』で知られるスタッフサービスは、何と言っても事務系職種の案件を多数抱えていることで知られています。

 

また、2014年11月からは『ミラエール』という事務職の無期雇用派遣事業も本格稼働させました。こちらは、派遣社員と言う期間限定の雇用形態では無く、無期雇用ということが何と言っても最大の魅力と言って良いでしょう。交通費も支給されます。

 

 

ミラエール自体は2015年7月時点で【東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・愛知・京都・兵庫・広島】での稼働となっていますが、今後の動向に注目です。

 

 

それと、軽視されがちなんですが、無料(一部有料)のスタッフサービスビジネススクール<eラーニング>があります。PCスキルに不安のある人はここでExcel、Word、Access、PowerPointの基礎を学ぶのも良いでしょう。

 

 

最近は畑違いの職種から事務職に未経験で挑戦しようと考えている人達が多くいるので、スタッフサービスに限らず派遣会社が提供しているビジネススクールは積極的に利用した方が良いですよ。面倒くさがってやらない人がたくさんいますが、事務職を目指す人はこういう制度はしっかりと活用した方が良いです。

 

 

会員登録すれば利用出来ます。(スタッフサービス無料会員登録はこちら)

 

 

実際問題、例えばExcelの関数などは実戦の中で日々使っていかなければスムーズに扱えるようになるのは難しいです。

 

 

ですが、全く知らない状態の人よりも研修で「あ、関数ってこういうもんなんだ」という事を多少なりとも知っている人では、後者の方が派遣会社も企業に紹介しやすいです。

 

 

つまり、研修で完璧にマスターしよう(出来るに越したことはないですが、研修だけで関数は膨大過ぎてマスターは無理です)と言うのではなく、「こういう使い方をするんだな」という入門的な意味合いであまり構えずに臨むことが大事です。

 

 

あとは、事務職未経験の人は「スクールで勉強してましたから全然知らないわけではありませんよ」という経歴作りだと思ってください。

夢を捨てきれずにいた33歳男の話

【理想と現実】というフレーズがありますね。

 

 

本当はこうしたい。でも、現実問題としてそれは難しい

 

やりたい仕事有るんだけど、生活の事もあるからとにかく仕事を決めないと

 

 

こういう葛藤に苛まれる方々たくさんいると思います。というより、そういう人の方が多いのではないでしょうか?

 

 

ここでひとつ、私の知人が経験したスタッフサービスにまつわる話を紹介します。

 

東京都在住の(当時)33歳の男性、仮にKさんとしましょう。

 

 

Kさんは大学在学中に就活が上手くいかずに、卒業後はアルバイトや派遣社員として働いていました。ただ、どこも長続きせずに最長でも2年という状況だったのです。実家暮らしという事もありたまに親から就職について言われることがあり、耐えられなくなったKさんは実家を出て一人暮らしを始めました。

 

 

まぁ、親からしたら職を転々とせずに同じ場所で安定的に働いて貰いたいと思うのでしょうね。

 

 

ですが、ある夢を持っていたKさんは親の苦言をどうしても受け入れられずにいたのです。

 

 

実はKさんはシナリオライターになりたいという夢を持っていました。特にゲーム系のシナリオです。

 

 

ですが、新卒でいきなりシナリオライターとして入社させて貰えるような企業など、お目にかかることは出来ません。大学在学中の就活が上手くいかなかったのは、大手(有名企業と言ったほうがいいかもしれません)でシナリオライター(広義の意味でシナリオライターを兼ねるプランナーも含む)を置いている企業ばかり受けていたことが大きな理由です。

 

 

シナリオライターは求人案件そのものが少ない上に、どちらかと言うと即戦力or実績が見られる職種です。未経験でと言うことであれば、作品提出をして認められるしかありません。

 

 

参考までに、実はここでいう実績とはゲームじゃなくてもOKです。ゲームである事が1番なのは言うまでもありませんが、ゲームでなければいけないというわけでもないのです。ゲームの開発に関わる職種は、基本的に作品提出を求められます。この時に、実際商品化された作品やコンクールでの受賞作品があると他の候補者を大きくリードできるというのが現状です。

 

 

Kさんは実績作りをしようと、大学在学中から何本も各種ドラマ、小説、ゲームコンクールなどのコンテストに応募してきました。しかし、1度も1次選考すら通ったことがありませんでした。

 

 

Kさんはそれでも諦めきれずに大学卒業後もアルバイトや派遣社員として販売職、営業等をやりながら作品を書き続けたのです。

 

 

そして、大学卒業から11年が経過したある日に転機が訪れました。

苦節15年。やっとつかんだチャンス

年末に差し掛かった頃でした。

 

Kさんは12月一杯で当時派遣社員として勤めていた職場を退職することになり、年明けからの仕事を探していました。

 

12月はどの企業も何かとバタバタしている事、また年末年始の休みが入るので中途採用(派遣・直接雇用共に)採用活動も少し前倒しで進められる傾向があります。これはお盆休みが入る8月やGWがある4月にも言えることです。

 

 

12月の第二週の事でした。Kさんはスマホゲームで有名なある企業への派遣求人を見つけて派遣会社に連絡しました。担当営業からは、応募に当たって作品提出を先方から求められた事を伝えられ、Kさんはこれまで書き溜めていた作品を添えて応募したのです。

 

 

数日後、Kさんはその企業と顔合わせすることが決まりました。「やっとゲームシナリオを書けるかもしれない!」。15年近くコンクールに応募して落選を続けていたKさんからしたら、やっと掴んだチャンスです。しかし、なかなか顔合わせの日程が決まりませんでした。

 

 

通常は派遣会社の社内選考が終了してから2〜3営業日以内には顔合わせの日程が決まることが多いのですが、この時に関してはなかなかそれが決まらなかったのです。12月でバタバタしていることが要因でした。

 

 

Kさんは焦ります。「何とかシナリオライターとして働きたい」そう思うKさんでしたが、ここでひとつ現実的な問題に直面していたからです。決して散財していたわけではないのですが、1ヶ月でも仕事が空いてしまうと生活費という面でかなり厳しい経済状況だったのです。

 

 

顔合わせが決まっても採用される保証は無いため、Kさんは並行して別の求人案件にも応募していました。その求人案件を取り扱っていたのはスタッフサービスでした。

 

 

とある物流企業での営業事務の仕事だったのですが、後から応募したその案件はサクサク進んで、あっという間に顔合わせも無事終了したのです。Kさん自身の手応えもよく担当営業も「これなら大丈夫かな?」という手応えだったそうです。

 

 

実はその物流会社の担当者はKさんに好感触を抱いていて、内定を出そうとしていました。顔合わせをしている最中も既に就業が決まったかのような口調で話をしていたそうです。

『待ちます。夢を優先してください』という一言を引き出した営業

顔合わせ終了後、担当営業から意思確認をされました。

 

 

「内定が出た場合、ここで就業しますか?」

 

 

Kさんは迷いました。先に顔合わせが決まったにもかかわらず、まだその日程すら確定していない、ゲーム会社の案件が残っていたからです。Kさんは意を決して正直に打ち明けました。

 

 

15年間コンクールに応募し続けている事、初めてゲーム会社との顔合わせが決まった事、しかし現実問題として経済的にも厳しい状況にあるため、悩んでいる自分がいる事。素直に打ち明けました。

 

 

ただただ頷きながらKさんの話を聞いていた担当営業は、Kさんが話し終えるとゆっくりと口を開いたのです。

 

 

分かりました。先方には私から上手く伝えます。Kさんはそちらの案件を進めてください。

 

 

なんと、その担当営業はスタッフサービスの求人案件ですらないこのゲームシナリオライターの案件を進めるように話してきたのです。

 

 

顔合わせが終了してから2時間後、Kさんの携帯に1本の電話が掛かってきました。スタッフサービスの担当営業からでした。その内容は驚くべきものだったのです。

 

 

先方の担当者様と話がつきました。結論から言うと、待ってくれるそうです。夢を優先してください。そして、もしその案件で上手くいかなかったら言ってください。』

 

 

これはなかなか言えませんよ。派遣スタッフは即日勤務を求められる事が主流なので、採用活動も短期的に行われます。しかも、今回の場合、12月という忙しい時期での採用活動です。そこで、この言葉を言った先方の担当者もすごいですが、これを先方に伝えてこの言葉を引き出した担当営業もすごいです。

 

 

もちろん、スタッフサービスの営業がすべてこの人のような営業だとは言いませんし実際違うでしょう。ただ、とても印象に残っている話なので、今回紹介させて頂きました。

 

 

あと、これはスタッフサービスという全国展開する大手派遣会社だから言えた台詞でもあると思いますよ。中小の派遣会社だと取引先が少ないのでどうしてもこのような思い切った話をする事は難しいからです。これは人材業界に限らず、他の業界でも言えることだと思いますけどね。

 

 

やはり大手企業は選択肢から外さない方が良いですよ

 

 

ちなみに、Kさんはこの後、スマホゲーム会社との顔合わせを終えて夢を掴みました。

 


 

 

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