30代事務未経験転職活動の基本戦略:補足七か条、第一条
『事務職といっても色々あるんですね。事務職未経験から事務職を目指す場合、どの事務職に応募したらいいんでしょうか?』
今回はそのような疑問に答えます。
【想定読者】:事務職未経験の場合、どの事務職を目指せばいいのか悩んでいる人
第一条:未経験から事務職を目指すなら最初はこの職種に絞れ
事務職は未経験から就業したいという方も多数おり、年代関係なく大人気の職種です。
このコーナーでは、【30代事務未経験転職活動の基本戦略:補足七か条】を紹介します。
今回は、
【未経験から事務職を目指すなら最初はこの職種に絞れ】についてお話します。
それではいきましょう!
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■もくじ
- 未経験者は一般事務と営業事務を目指すのがお勧め
- 何故、一般事務と営業事務を最初に目指すのか?
- 一般事務・営業事務で専門的な実務経験も積める
- 派遣一般事務を経て正社員の経理事務へ転身した32歳の女性の話
- まとめ
未経験者は一般事務と営業事務を目指すのがお勧め
経理事務、英文事務、貿易事務、国際事務、法務事務、特許事務、金融事務、社会保険事務、総務事務、人事事務等々。一口に事務職いってもその種類は多岐にわたります。
しかしながら、実際に就業しようと思っても上記事務職は資格であったり実務経験を求められることが多い職種です。
30代未経験から目指すとなると、一足飛びでたどり着くのは厳しいと言わざる負えないでしょう。
そこで、最終的に上記事務職を目指すにしても最初に事務職未経験者の方へお勧めしたいのは、下記の事務職です。
・一般事務
・営業事務
何故、一般事務と営業事務を最初に目指すのか?
それでは何故一般事務と営業事務なのか?
それは、
”専門的ではない”
という事が理由に挙げられます。
少し語弊のある言い方ですが、特別専門知識が必要な職種ではないという意味でのものです。
専門的ではない故に経理事務、貿易・国際事務、総務・人事事務、英文事務等々の冒頭で挙げた職種よりも未経験者が就きやすい職種であることは間違いありません。
経理事務、貿易・国際事務、総務・人事事務、金融事務、英文事務等々の冒頭で挙げた職種に就くには大まかに4つのハードルがあります。
@業界知識(事務経験は無くてもその業界で働いていた経験の有無が問われる。金融、不動産業界はその傾向が強い)
A実務経験(ずばり、”経理事務として働いていた”と言った経験)
B資格(必須ではないが判断基準の一つ。日商簿記2級、証券外務員資格1級、TOEIC700点以上等々)
C何かしらの事務経験の有無
どうでしょう?かなりハードルが高いです。
それに対して、一般事務・営業事務はこんな感じです。
- PCスキル(基本的にはWord、EXCEL、PowerPointを指しますが、入力が出来る程度でも可能な場合有り)
- 何かしらの事務経験の有無
どちらにしろ事務経験を求められる事が多いですが、明らかにハードルの高さが違う事をお分かり頂けると思います。
いきなり専門的な方を目指してもうまくいきません。
それなら、一般事務や営業事務をこなして事務経験を積みながら資格の勉強をして、その後専門的な知識を求められる金融事務や経理事務等々を目指す方が現実的です。
経理事務や金融事務といった専門的な知識を求められる事務職は、事務経験すらない資格も無いといった状態で受けても、まず派遣会社が社内選考を通しません。推薦しても断られるのが分かり切っているからです。
一般事務・営業事務で専門的な実務経験も積める
加えて派遣先の企業にもよりますが、
「この仕事もやらせてください」
といった感じで積極的にアピールすれば任せて貰えることがあります。例えば、手が空いた時などに経理を担当している人に
「何かお手伝い出来る事ありませんか?」
と言ったように一言声を掛けるだけでも良いんです。最初は遠慮されるかもしれませんが、そのうち書類の整理など簡単な作業を手伝わせてくれるかもしれません。
そこから仲良くなって、少しずつ専門的な仕事を教えて貰うんです。
それがのちに実務経験として職務経歴書に記入出来ることになりますし、もしかしたら契約更新の際にそちらへ配置換えをして貰う事も出来るかもしれません。
派遣一般事務を経て正社員の経理事務へ転身した32歳の女性の話
ここでひとつ実話を紹介します。
当時32歳事務未経験(それまで販売職しか経験していませんでした)の女性、仮にAさんとしましょう。
Aさんは短大を卒業後、販売職一筋でやってきました。人と接することが好きなAさんは販売職自体は好きだったんです。
しかしながら、30代に突入した頃体調に変化がみられるようになりました。
販売職を経験したことがある方ならわかると思いますが、1日中立ちっぱなしに加えてシフト勤務だったAさんは体調を崩すことが多くなり、寝ても寝ても疲れが取れなくなってしまいました。
販売職は好きだけれども、これから先もっと歳を取って何年も続けていく自信が無くなり将来に不安を感じ始めました。
そこで、歳を取っても長く続けられそうな事務職を志すことにしたのです。
Aさんは当サイトで推奨している方法(具体的な方法はこちら)を使い、事務職未経験ながら1ヶ月で都内の某IT企業に派遣のOA事務として配属されることが決定しました。
Aさんの本音は経理事務だったのですが、全くのド素人であるAさんにはハードルが高く一般事務を選択することになったというのが実際のところです。
配属が決まり半年ほど経過して、業務に慣れてきたころAさんは販売職で培ったコミュニケーション能力を活かし、空き時間を見つけると
「何かお手伝い出来る事ありませんか?」
と言って、経理担当をしていた女性に話しかけるようになりました。
最初は何も手伝うことが出来ませんでしたが、そのうち何となく話もするようになり簡単な業務を手伝わせて貰えるようになったのです。
そして、それから1年後Aさんはこの会社で正社員として経理事務へ転身を遂げる事となったのです。
きっかけはAさんが空き時間に手伝っていた経理担当の女性が寿退社することになったことでした。Aさんはその後任となったのです。
Aさんは経理事務をやりたいという事をずっと話していたらしく、寿退社が決まった時その方が上司に推薦してくれていたらしいのです。
しっかりと引継ぎを行い、現在もAさんはその会社で経理事務として2年以上働いています。
なかなかここまで上手くはいかないかもしれません。ですが、このような方法もあるという事ですよ。
まとめ
今回のまとめです。
- 未経験者は一般事務と営業事務を目指すのがお勧め
- 一般事務と営業事務は他の事務職に通ずる業務が凝縮されている
- 他の事務職を目指している場合でも、一般事務と営業事務で事務職を経験しながら、資格取得などを目指すやり方もある
今回は以上です。
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