40代派遣と貯金
40代は転職するか?今いる会社に残るか?どちらにしても決断に大変勇気のいる年代です。
このコーナーでは40代の派遣転職をテーマに様々な話を紹介したいと思います。
今回は、
【40代派遣と貯金】
についてお話します。
それではいきましょう!
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■もくじ
貯金がありません
今回は非常にシビアなテーマについて書きたいと思います。
ズバリ、
”派遣と貯金”
です。
「実は貯金が3万円しかありません・・・」
「給料日前は貯金残高が2桁、良くて3桁です」
「恥ずかしい話ですが、年金暮らしをしている親からお金を借りています」
すべて40代独身の方々から聞いた話です。中には、独り暮らしをしていたけれど、「仕事が切れて貯金も底をつき両親に頼み込んで実家暮らしをさせて貰っています」という方もいました。
これは全然笑えません。
実はこのような状況は珍しくもなんともありません。エンジニア関係の方々でしたら、正直、給与がかなり高い方が多いですし(もちろん、残業多くて仕事は大変ですよ)、年齢を重ねても即戦力として歓迎され職に困る事はあまり無いと思います。
ですが、事務系の仕事を希望される方々は、正直かなり厳しいと思います。事務職の経験者であってもです。
どういうことかというと、ハッキリ言って単純に給与がそれ程高くないからです。職に就いているうちはいいのですが、一旦何らかの形で離職してしまうとかなり生活がカツカツになってしまうと思われます。
次の仕事が決まるまでは貯金を切り崩して生活することになると思いますが、給与が低いという事は貯金もそれ程多くは無い筈です。そういう意味でカツカツになってしまうと思われるわけです。
派遣で働き続ける事が可能な職業か考える
40代で派遣という働き方をしていると、世間的には馬鹿にされる風潮があります。まるで、何か悪い事をしているかのように。
しかし、実際、生活の安定性・社会的信頼性という意味では派遣社員よりも正社員の方が上であるという事は厳然たる事実です。特に生活の安定性が大きいでしょう。
派遣社員は有期雇用契約なので、ごくごく短期間の間に「契約延長大丈夫かな?」という不安と戦わなければなりません。退職金があるわけでもなく、「契約延長有りません」という一言で終わってしまいます。
当サイトは派遣就業を考える方向け(特に未経験から事務職を目指す方向け)の情報発信をしておりますが、40代という年齢を考えた場合やはりこの先の事を特に考えなければいけない年齢かと思います。
エンジニア関係の方々は、実は結構フリー(個人事業主)で働いている方も多いですし、新しい技術の勉強を怠らなければそれでやっていけるだけの専門職です。看護師や介護士などもそうでしょう。事務職と比較すれば、年齢関係無く仕事には困らないです。それだけの専門職であると同時に、人手が足りないからという事も理由として挙げられます。
看護師は資格がないと駄目ですが、エンジニアは厳密に特定の資格を有していなければいけないというものが基本的にありませんから、未経験でも育てる事を前提に採用する企業もあるくらいです。
ここでひとつ40代で派遣求人で転職活動(就職活動)をしている方に質問をさせて頂きます。
【あなたがこれから就こうとしている仕事は定年まで続けることが出来る仕事ですか?】
ここでいう『続けることが出来ますか?』というのは、50代60代になってもまたその職種で内定を勝ち取る自信がありますか?という意味です。
例えば事務職の場合、40代になっても求人案件はあります。案件はあるのですが、競争率という意味で20代30代の人達と戦い、40代の人達が勝ち抜く事は厳しいです。同じような経験を持っているなら若い方を採用するという企業が多いです。
とにかく最低半年分の生活費を貯める
答えは出ましたか?
もし、「問題ない」と自信をもって結論を出すことが出来たならそのまま転職活動を続けてください。
ですが、そうでは無かった場合、私からの提案を検討してみてください。
その提案内容は、とにかく【最低半年分の生活費】を貯めてください、ということです。
「貯金する余裕なんてないよ」
こんな反論が聞こえてきそうですが、派遣で働きながらダブルワークでも良いです、可能であれば実家に住まわせて貰うという形でもいいです。生活費を切り詰めて貯金してください。無理ではなくやるんです。
そして、その貯金を削りながら【正社員になるための転職活動】を本気で取り組んでください。
「この歳になると仕事が無くて」
「40代で正社員になるなんて無理ですよ」
よく、私は求職者の相談を受けてこんな事を言われます。
実際、仕事見つかりにくいですよ。それは私も人材業界で働いているから知っています。ですが、半年間も本気で就活やれば1社も内定貰えないという事はほとんどありません。
「3ヵ月前に失業してから、もう20社くらい応募してるんですが全然仕事見つかりません」
先日この様な事を言ってきた40代男性の方がいましたが、3ヵ月で20社応募なんて応募してないのと一緒ですからね。最低でも1ヶ月に100社位は応募しないと駄目です。
仕事が決まらない人達は、とにかく動きが鈍いです。何だかんだ理由を付けてなかなか応募もしないんですもん。そりゃあ、受かりませんよ。
派遣会社の紹介予定派遣制度、ハローワーク、転職エージェント、転職サイト、求人誌なんでも使えるものは総動員して応募しまくってください。
応募 = 作業
ですからね。
特に、転職エージェントは非公開求人たくさん持っています。というより非公開求人の方が圧倒的に多いです。理由は単純で、例えばリクナビNEXTなどの転職サイトに掲載すると、採用が決まっても決まらなくてもとんでもなく高い広告料を支払わなければいけません。あれは成果報酬型のサイトではありませんからね。
つまり、決まるか決まらないか分からない転職サイトにバカ高い掲載料を支払うよりも、成果報酬型である転職エージェントに依頼しようという企業がたくさんあるという事です。
とにかく、
@何が何でも最低半年分の生活費を貯める
A使えるものは何でも使って死に物狂いで転職活動(正社員案件)に集中する(最低でも1ヶ月に100社は応募する)
という事が大事です。その半年間を使って、あなたが就きたいと考えている職種の正社員になってください。
そして、可能であれば半年間の生活費を貯める段階で、あなたが就きたいと考えている職種の勉強をしてください。派遣社員で職務経験を積めたら最高ですね。
あと、もうひとつ大事な事を書き忘れました。これは当たり前ですけど大事な話です。わざわざ書かなくても気付いてるとは思いますが、
まとめ
今回のまとめです。
・これから派遣で就きたいと考えている職種は、50代60代になっても採用される自信があるか?を冷静に考える。自信があればそのまま転職活動を続ける。無ければ、とにかく最低半年分の生活費を貯めて、その後転職活動で、その職種の【正社員】を応募しまくる
・【半年間の生活費】を貯めている間も、正社員案件にどんどん応募する事
・転職活動。1ヶ月最低100件は応募する
今回は以上です。
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