G:対人関係が面倒になり正社員から派遣に転職した女性の話
「人間関係が面倒になって正社員辞めて、今は派遣で働いてるの」
先日、以前同僚だった女性と飲みに行った時の会話です。
いやぁ、驚きましたね。元々営業やってた女性で、一緒に仕事していたころは「人間関係が面倒で・・・」なんてこと言う人では無かったんですけどね。仕事終わりに一緒に飲みに行ったり、ラーメン食べにいったり、休日にはフットサルやることだってありましたから。
どうも彼女は、本人曰く「毎週1回定時後にある無駄な会議(強制参加)、毎月開催される休日の会社行事」がどうにも苦痛だったらしく、辞表を提出してしまったようです。
私は現場にいたわけでは無いですし、あくまでも彼女の一方的な言い分になりますから、正直、全面的に信用しているわけでは無いですよ。それはフェアじゃないですしね。
彼女の言い分としては会議することは良いんですが、定時後の強制参加の会議にも拘らず毎回上長たちの雑談が長すぎるという事がどうしても我慢ならなかったようです。休日に開催される会社行事にしても、年に2〜3回ならまだいいですが、毎月1〜2回あるらしく苦痛でしかなかったようです。
彼女の言い分を全面的に信用するならば、確かに私でも嫌です。
ちなみに30代前半の女性ですが、最近は20代でこのような悩みを抱える人達が多くいます。
いわゆる、飲みニケーションに代表されるような社内上の人付き合いが本当に嫌だという人達が増えているという事です。
もちろん、これは20代の若い世代だけでは無く、すべての年代に当てはまる事ですが、少なくともこれが原因で離職を考える人達は、私の感覚でいうと30代以上の年代にはあまり見られません。
ですが、20代の若い世代では人間関係が面倒過ぎてそれが原因で離職をするもしくは検討する人達がよくいるそうなのです。
「何で仕事終わった後に職場の人間と飲みに行かなきゃいけないの?」
「休日にイベントとかマジで勘弁してほしいんだけど」
特に、今の20代の世代はプライベートを重視する傾向が強いと言われています。それ自体は全く問題ないと思います。というよりも、オンオフの切り替えは大事ですから、むしろ良い事だと思います。
そうはいっても実際問題、それを貫き通すのもなかなか難しいものがあるのも事実です。企業という組織に属している以上、ある程度のコミュニケーションは必要ですし、毎回断ってばかりいると何となく気まずくなりそうですし、悩ましいですよね。
離職するのは少し待つ事
前述の彼女は会社を辞めてしまいましたが、もし、あなたが彼女と同じような悩みを抱えているのならば、私が真っ先に提言するのは1つだけです。
【早まって離職はするな!!】
という事です。
特に、何かしら明確な意思があって正社員から派遣社員に変わったのならばいいのですが、
「嫌だ」
という事だけで離職してしまうのは、ちょっと勿体ないです。
世の中の流れとして【正社員⇒派遣社員】はハードル低いですが、【派遣社員⇒正社員】or【正社員⇒派遣社員⇒正社員】は一気にハードルが上がります。
派遣社員=正社員よりも仕事が出来ない
と見られている、この評価体系を私はおかしいと思っています。全然仕事が出来ない正社員もいれば、正社員以上に仕事が出来て現場で正社員をまとめている様な派遣社員もいます。
よく、正社員の人達は派遣社員の人達を見下すことがありますが、私に言わせればそんな風に考えるなら「正社員だけで現場を廻してみろ」と思いますよね。
話が逸れました。ようするに、派遣社員から正社員になるという事のハードルがとても高いのです。ですから、また安定を求めて正社員に戻りたいと考えても、そう簡単に戻れない局面にぶつかる可能性が高いのです。
どういうわけか、企業の採用担当の方たちは「なぜ派遣で働いていたのか?」という事をやたらと気にすることが多いです。
実際、派遣スタッフの顔合わせなのに
「なぜ正社員では無く派遣という働き方を選んだんですか?」
「正社員で働かない理由は何かあるんですか?」
などという余計なお世話でしかない事を聞く人事担当もいます。派遣スタッフの顔合わせなのにですよ?だったら、「なぜ御社は正社員では無く派遣スタッフを求めるんですか?」と聞かれたら、何と答えるんでしょうね?
またまた話が逸れました。
ですから、今回のようなケース(人間関係が面倒になったから辞めたい)では、取りあえず働きながら転職活動を進める事が重要です。
派遣だと基本的に即日(出来るだけ早急に就業する事)勤務が求められますが、正社員の場合【入社日は御相談に応じます】というケースが多いので、【正社員⇒正社員】という転職であれば引継ぎも含めて割とスムーズに進めることが出来ると思いますよ。
エージェントに登録したり、転職サイトで直接申し込むのも良いでしょう。ちなみに、今回はテーマが違うので詳細は割愛しますが、転職エージェントが抱えている非公開案件の方が転職サイトに掲載されているよりも圧倒的に多いですよ。
理由は単純で、転職サイトは掲載するだけでとてつもない料金がかかるんです。たぶん、びっくりする金額だと思いますよ(笑)
採用できても出来なくても、莫大な掲載料金が掛かります。ですから、出来るだけ早めに人員を確保したい、広く色々な人達と出会いたいという企業はその莫大な広告掲載費を掛けてでも求人します。
逆に、緊急では無いけど良い人がいればいつでも採用したいという企業や、社内のマンパワーが足りないので、直接応募されても対応に時間を割けないという企業は、転職エージェントに依頼して求める人物像に合致する人がいたら紹介して貰うというスタイルを取る企業が有ります。
どちらが良いというわけでは無くて、それぞれ会社の事情により異なるという事ですね。
同じように、急いで探したいというなら転職サイトをメインに使う。じっくりと探したいなら、案件豊富な転職エージェントに相談してあなたの希望に沿う企業を探してもらうというスタンスで良いと思いますよ。
最後に、くどいですが簡単に離職してはいけませんからね。
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