経理事務の仕事内容
経理事務は「企業のお金の出入りに関するあらゆる業務をサポートする事務」です。
具体的な仕事内容をまとめてみましょう。
経理事務の仕事内容は
・入出金伝票の起票
・売掛、買掛金管理
・請求支払い
・社員の経費精算
・仕分け管理
・帳簿記帳
・手形、小切手取り立て準備
・電話対応
等の作業ですね。また、経理事務は総務、財務・会計、庶務などの他業務と兼務することが多いのも特徴です。
基本的には実務経験者を募集します。というのは、帳簿記入などで専門用語が多くて全くの未経験者が目にすると、一体何のことか分からないからです。
ただ、慣れの要素が大きいと思いますから、実際に実務をこなしていくうちにどうにかなると思います。何故そういえるのか?
実は私もいち企業で営業職である一方、個人的に副業もしているので毎年自分で帳簿を付けたり決算書を作成したり、確定申告も行います。
その中で、慣れというのは非常に大きい要素であると感じています。
もちろん、個人レベルの話なので企業の決算書や売掛・買掛金管理などとは規模が違いますから簡単に比較できませんが、私は書店で購入した書籍1冊を熟読して何とかなっています。ですが、慣れるまでは大変でしたけどね。
話が逸れました。他に【英文経理】と呼ばれる職種もあります。こちらは勘定科目が英語で表記されているだけで、基本的には通常の経理事務と同じ仕事内容と考えて頂いて結構です。
基本的に会計ソフトを利用することが多いと思うのですが、企業によっては会計ソフトを導入していない中小企業もあるので、その場合は余計に基礎知識が求められると思います。
会計ソフトがあれば計算などもしっかりと自動集計してくれますし、勘定科目も選択方式になっているので作業がしやすいですが、会計ソフトがなければすべて手入力になりますからね。もっとも、その場合はExcelで管理しているケースが多いと思いますけどね。それでもやはり、簿記の基礎的な知識は無いと厳しいと思います。
未経験から経理事務を目指す方は、専門学校へ行ってくださいとは言いませんが、書店で本を買ってきて日商簿記2級の資格取得をするつもりで勉強するくらいの行動力は必要です。
ただし、人材業界に身を置く私の経験から言わせて貰うと、年齢が同じ位という前提で話をさせて貰えば、
実務経験者(日商簿記の資格を保持していない) > 日商簿記1級保持(実務経験無し)
といった印象です。ですが、未経験者であれば知識を得るために資格取得を目指して勉強するのは有りです。実務経験も無い、資格も保持していない、知識もないではさすがに難しいです。採用する側の立場を考えれば、容易に想像がつくのではないでしょうか?
たまに育成前提で採用する企業があるのも事実ですが、そういう企業は新卒あるいは第二新卒で若い人材を採用します。むしろ、即戦力を重視される派遣では無くリクナビNEXTなどから直雇用で応募した方が良い場合さえありますよ。
また、会社全体のお金の流れを見る事が出来る職種なので、ある意味経営者の視点で会社を俯瞰的に見ることが出来ますから、非常に面白い職業だと思いますよ。決算時期などはものすごい大変だと思いますけど。
他の事務職と同じで基本的なWord、Excelの使用経験は求められる事が多いです。資料作成の機会も多くなるので、『Vlookup・Sumif』などの基本的な関数、ピボットテーブル、グラフ作成などの基礎的なExcelスキルは必要でしょう。
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