医療事務の仕事内容
医療事務は病院、クリニック、診療所などの医療機関で医師や看護師が行う医療活動以外の部分において「患者さんとの接点となるさまざまな事務作業を行う事務職」です。調剤薬局での求人もあります。ちょっと分かりにくい言い回しですかね?
具体的な仕事内容をまとめてみましょう。
医療事務の仕事内容は
・窓口の受付対応
・診療後の会計
・患者さんが負担するべき診療費の計算
・レセプト業務(診療報酬請求明細書を健康保険組合などに提出する作業)
・電話対応
・カルテ管理
・入退院手続き
・看護師の事務作業サポートなどの庶務
等の作業ですね。大雑把な言い方をすると、私たちが病院へ行った時に受付にいる人達です。もちろん、細かい仕事内容の違いは職場によってありますよ。
基本的なWord、Excelの使用経験は求められる事が多いですね。ただ、営業事務などと違って文書作成をを出来れば、PCスキルに関してはどうにかなるケースが多いです。
それよりも、レセプト業務や入退院の手続き、看護師の事務作業サポート、電話対応等々コミュニケーションがとても重要な職業ですから、
【PCに向かって黙々と作業をしたい】
と言うような方にはあまり向かない職業だと思います。仕事をしていく上で、薬の知識も身につける必要があります。調剤薬局で働く場合は特にそうなりますね。
OA事務や営業事務と違ってある意味、専門職といえる職種です。ですから、一度就業経験を積んでしまえば、30代中盤〜40代の方で割とブランクがある方でも意外とすんなり職場復帰が決まるケースをよく見かけます。
厳密にいうと、各種医療事務関係の資格を持っていなくても応募は出来るケースが多いですが、医療業界での就業経験や各種医療事務の資格を持っていれば採用が有利に運ぶケースが多々あるので、資格取得の勉強は有効であると考えます。
ただ、医療事務資格は調べてもらえればわかるのですが、種類がありすぎて『これから医療事務の資格取得を目指そう!』という方にはチンプンカンプンだと思います。代表的なのは下記の2つです。
・医科2級医療事務:医療事務に関する基本的な知識を身につけたい人向け
・2級医療秘書:医師、看護師、患者さん等々の人達と接するうえで必要なマナーを学びたい人向け
正直、時間とお金に余裕があるなら専門学校へ行って勉強する事も良いと思います。ですが、そうでなければ書店で参考書などを買ってきて『どんなもんかな?』という感じで読んでみる事をお勧めします。
独学でも資格取得している人達はたくさんいますし、医療事務は何がなんでも資格を持っていなければ就業できない職種では無いからです。
医療事務は専門職ですから、末永く働いていきたいという方には非常にお勧めの職業ですよ。
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